Staff 社員紹介
 
                        フィールドエンジニア(リーダー) 
松下 明弘さん
 
                        
                        私たちフィールドエンジニアの業務は大きく二つに分かれます。一つは、ニコン製ステッパーの予知保全です。ログ解析をもとに今後起こりうる不具合を想定し、トラブルが実際に起きないようメンテナンスを行います。もう一つは、オンコール対応です。クライアントからの依頼を受けて現場に向かい、トラブルの解決にあたります。
                        フィールドエンジニアになって20年以上になりますが、オンコール対応はいまだに緊張しますね。トラブルの発生は、クライアントの生産ラインの停止を意味するからです。どうしたら最短で復旧できるか。限られた時間のなかで原因を解明し、さらに高精度で高額な装置を扱うのは、正直、かなりのプレッシャーを感じます。けれど、その分、迅速に対処できてクライアントに感謝されたときの達成感は格別。大きなやりがいとなっています。
                        また、半導体技術は日進月歩です。意欲さえあれば、年齢やキャリアに関係なく知識と経験を積むことができる。この点にも魅力を感じています。
                    
1日の流れ
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                                        09:00 
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                                        朝礼 会社や係内の伝達・連絡事項をスタッフで共有したあと、メンバーに業務を割り振ります。 
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                                        09:15 
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                                        クライアント対応 クライアントからの電話やメールに対応します。また、その合間にログの解析を行うこともあります。 
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                                        11:00 
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                                        スタッフ打ち合わせ オンコール対応で出張予定のスタッフと事前打ち合わせ。トラブルの原因を想定し、現場での作業の進め方について話し合います。 
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                                        12:00 
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                                        昼食 出社しているときは12時から昼休憩。妻が作ってくれたお弁当を食べます。会社のまわりには飲食店がいくつかあるので、外で食べる人も多いです。 
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                                        13:00 
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                                        作業工程表の作成 来週の出張に備えて、クライアントに提出するための作業工程表(ガントチャート)を作成します。 
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                                        14:00 
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                                        出張準備 出張に必要な工具を準備し、部品を発注します。工具や部品の不足から修理・保全作業が滞ることがないよう、準備は入念に行います。 
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                                        18:00 
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                                        退勤 この日は定時で退社。コロナ前は会社の同僚や友人と飲みに行ったりもしましたが、今はまっすぐわが家へ。残業がある日も19時ころには退社しています。 
 
                                     
                                    【スタッフ打ち合わせ】
クライアント先でよりスムーズに修理できるよう、原因や作業の進め方について事前に確認・相談するようにしています。なお、クライアント先へは通常2名以上で出向くので、キャリアの浅いスタッフが1人で対応することはありません。
【出張】
出張は通常1~2泊程度ですが、案件によっては3~4週間になることも。出張先でご当地グルメを食べたり、温泉に浸かったりするのがひそかな楽しみです。
 
                            撮影協力:テクニカルエンジニア 持丸 尚文さん
テクニカルエンジニア 
小澤 雅徳さん
 
                         
                        
                        私たち テクニカルサポートの主な目的は、ニコン製露光装置を高い精度で使用できるようにすることです。そのために定期的な保守やトラブルシューティングを行い、顧客の生産活動を支えています。業務内容には、クライアントからの技術的な相談への対応があります。さらに、フィールドエンジニアが現場で解決できない問題に対して、装置の情報を解析・分析します。そして、光学シミュレーションなどを通じてトラブルの原因を特定し、最適な解決策を提供しています。
                        テクニカルサポート業務を開始して1年目である私は、主に光学(結像・照明)に関わる担当を務めています。まだ経験が浅く学ぶことも多いですが、一つとして同じ状態の装置がなく、顧客が望む状態も状況によって異なるため、毎回異なる課題に取り組むことができます。そのため、問題解決において新たな方法を模索するプロセスは難しくもあり、非常に面白さを感じる点でもあります。
さらに、この仕事の魅力は、最先端技術に触れながら働けることです。日々進化するテクノロジーに対応し、自分のスキルを活かして顧客の課題を解決することで、技術者としての成長を実感できるのもやりがいの一つです。
仕事とプライベートの両立を重視する私にとって、この職場は理想的な環境です。休暇は取得しやすく、以前自身でも踊っていた“よさこい”の演舞を各地に見に行ったり、写真撮影に没頭したりと、自分の時間を大切にできます。多彩な趣味を楽しめる環境だからこそ、メリハリをつけて仕事に集中することができます。
                        備考)装置の情報はお客様から、許可を得て対応を行っております。
【職種:テクニカルエンジニア/年数:1年未満】
                    
1日の流れ
(通常業務)
                        - 
                                        09:00 
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                                        始業 出社後一日のスケジュールを確認し、メール(トラブル案件情報)や社内会報をチェックします。重要な連絡事項を把握し、業務の優先順位を整理して準備します。 
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                                        09:30 
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                                        ミーティング 2部制で開催し、1部は部署内や会社全体の連絡事項の共有、2部はワールドワイドのトラブル案件を確認するためのミーティングです。トラブル案件については進捗状況や課題を確認しながら、本日の予定について簡単に話合います。チームの連携を強化する場でもあります。 
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                                        10:00 
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                                        自己学習 業務に必要な知識やスキルを学びます。会社の資料やオンライン学習ツールを活用して自己研鑽に励みます。様々な過去事例から発生する事例、解決方法を吸収します。 
 通常は、先輩方から指示、指導を受けています。
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                                        12:00 
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                                        昼休憩 12時から1時間の昼休憩を取ります。天気が良い日は会社近くの海浜公園を散歩します。リフレッシュすることで午後の業務に備えます。 
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                                        13:00 
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                                        クライアント・フィールドエンジニア対応 クライアントやフィールドエンジニアからの依頼内容を確認し、対応を進めます。必要に応じて光学シミュレーションを行い、精度の高い成果物を準備します。 
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                                        16:00 
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                                        ミーティング 一日の進捗状況や課題について確認するミーティングです。特に問題がない場合は早めに終了し、時間を有効活用します。チーム全体で状況を共有し、効率的に業務が進むよう心掛けます。 
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                                        16:30 
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                                        業務振り返り(OJT) 先輩社員との打ち合わせや二人一組で学び合うバディ制を用いたOJTを行い、業務の進め方や改善点についてのアドバイスを選任の先輩社員等から受けます。実務を通じて知識を深め、スキルアップを目指す重要な時間です。 
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                                        18:00 
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                                        退勤 業務を終了し、退社します。基本的には定時であがることができるため、プライベートの時間を確保しやすく、仕事と生活のバランスが取りやすい環境です。帰宅後はしっかり休息を取って翌日に備えます。 
 時間がある時には、燻製作り、イラスト作成で趣味を満喫しています。
 
                                     
                                     
                                    【個別性】
各機種・各号機は状態や要求性能が異なるため、修正方法やメンテナンスもそれぞれ異なります。精度の高い対応が求められ、柔軟な対応力が重要です。必要に応じてクライアント先に出向き、現場で装置の状況を確認することもあります。全国各地を訪問する機会があり、新しい土地を訪れる楽しみもこの仕事の魅力です。
【チーム体制】
扱う装置が複雑な構成を持っているため、技術部門では構成要素ごとにチームが分かれています。少人数制のチーム構成により、確認や相談がしやすい環境です。トラブル対応では、他チームやフィールドエンジニアとの連携が必要となるため、協力体制の重要性を実感する機会があります。
1日の流れ
(お客様先)
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                                        09:00 
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                                        クライアント工場へ出勤 クライアント工場へ出社し、担当する装置のエラー有無、安全面で周辺環境などを確認します。作業に必要な工具や資材が揃っているか、安全に作業できる環境かどうかも含め、作業開始前の重要なチェックを行います。 
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                                        09:20 
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                                        作業内容の確認 その日の作業内容を指示書や作業手順書に基づきチームメンバーと共有、確認します。作業範囲、手順、安全上の注意事項などを再確認し、ミスの発生を防ぎます。 
 安全面を考慮して、安全作業(危険予定)シートなどを用います。
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                                        9:30 
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                                        ユニット交換作業 指示された手順書に従い、ユニット交換作業を実施します。高所作業や重量物の取り扱いには細心の注意を払い、安全第一で作業を進めます。ミクロン単位の精密な調整が必要な場合もあり、高度な技術と集中力が求められます。 
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                                        12:00 
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                                        昼休憩 指定された休憩場所で昼食をとります。作業状況によって休憩の時間が前後することもあります。作業はクリーンルームで行うので、しっかり休養します。 
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                                        13:00 
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                                        作業再開 ユニット交換作業後、装置の動作確認を行います。交換ユニットの正常動作、他ユニットへの影響など、細部まで点検を行います。 
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                                        17:30 
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                                        作業内容の報告 一日の作業内容と進捗状況をクライアントに報告します。作業工程、達成事項、問題点、特筆事項などを明確に伝え、クライアントとの情報共有を徹底します。 
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                                        18:00 
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                                        退勤 基本的に残業はあまり発生しないため、定時にて退社します。出張の日の楽しみは、地域の名産品購入や気になる飲食店で夕食をとることです。 
 
                                     
                                    【危険予知・ストップワーク】
クライアント工場での作業開始前に、作業環境・工具・資材などを確認します。その後、指示書や手順書に基づき、チームで作業内容や安全事項を共有し、危険予知を行います。
ユニット交換作業中に不明点や安全上の懸念が生じた場合は、作業を一旦停止して状況を確認し、報告を行います。このストップワークの徹底により、作業の安全性を確保し、クライアントからの信頼を得ています。 
【対人能力】
対人能力は技術力と同等に重要です。トラブル解決や装置のメンテナンスには技術部門だけではなく、他部署やグループ会社等、クライアントとの協力が必要不可欠なため、円滑なコミュニケーションが求められます。トラブル発生時は、技術部門だけでなく他部署やクライアントとの連携が迅速な解決を左右します。相手の立場に立つこと、過不足のない情報共有することなどを心がけ、関係を気づくことが重要です。
1日の流れ
(実機実習先)
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                                        08:30 
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                                        熊谷製作所に出社 出社後に一日のスケジュールを確認し、社内会報をチェックします。その日の作業内容を指示書や作業手順書に基づき、確認します。作業に必要な工具や資材が揃っているか、安全に作業できる環境かどうかも含め、作業開始前の重要なチェックを行います。 
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                                        09:00 
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                                        作業工程の実習 今回は装置立上げの実習です。先輩社員の作業内容や実機の状態、オペレーション方法を間近で観察し、実践的な知識を習得します。少人数による実習のため、疑問点があればすぐに質問できる環境です。 
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                                        12:00 
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                                        昼休憩 指定された休憩場所で昼食をとります。作業状況によって休憩の時間が多少前後することもあります。クリーンルームでの作業は集中力を要するため、しっかり休憩を取り、午後の作業に備えます。 
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                                        13:00 
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                                        実習再開 この日はシミュレーターを使用した装置オペレーションの実習です。事前に座学の講習で装置構成を学んでいるため、シミュレーター上のユニットと実際の動作をスムーズに関連付けることができます。様々な操作を試しながら、装置の挙動を理解し、実践的なスキルを磨きます。 
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                                        17:00 
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                                        業務振り返り 担当講師の先輩社員と一日の作業内容、進捗状況、問題点、特筆事項などを振り返ります。作業の進め方や重要箇所についてアドバイスを受けます。実習を通じて知識を深め、スキルアップを目指す重要な時間です。 
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                                        17:30 
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                                        退勤 業務を終了し、退社します。基本的には定時で退社することができるため、プライベートの時間を確保しやすい環境となっています。これにより、仕事と生活の適切なバランスを保ちながら、翌日の業務に向けて十分な休息を取ることが出来ます。 
 
                                     
                                     
                                    【トラブル対応力】
迅速かつ的確に対応するためには、事前準備が必須です。そのために、対応方法や装置内部構成を理解しておく必要があります。また、現場に近い環境で実際の作業を体験しながら知識や技術を身につけることで、実践的な対応力を養うことができます。
作業を安全に進めるためには、現場で想定される危険性を理解し、具体的な注意点や予防策を事前に確認することが重要です。 
【主体性】
実習は少人数制であり、受講を希望する人数も多いため実機を用いた実習は貴重な機会となります。装置のどこに何の部品があるか、どうしてその作業が必要か、どうやって作業しているのか、実機を見ることで得られるものは数多くあります。また、実習先の先輩社員は各々の業務を進めており、そのため、一度の実習でより多くのものを得るためには主体的な行動が必要となります。
 
                        撮影協力:テクニカルエンジニア 持丸 尚文さん
テクニカルエンジニア 
矢部 楓さん
 
                        
                        テクニカルサポート部門では、半導体露光装置のトラブル相談対応を主な業務としています。これらの相談は、主にフィールドエンジニアから寄せられます。フィールドエンジニアからの装置情報を解析し、過去事例などの様々な情報をもとにトラブルの原因はどこにあるのかを考え、調査や部品交換を現場に依頼します。問題に対して的確なアドバイスを出すためには装置のことを深く理解するのはもちろんですが、想像力を働かせて様々な可能性を考えることが大切と感じています。
                        半導体露光装置は、多くの技術が集約された非常に複雑な装置です。2024年5月に入社してから実習や座学、仕事の振り返りなどを通じて少しずつ知識を習得してきましたが、まだまだ分からないことも多くあります。先輩方にフォローしてもらいながら一歩ずつ前進し、一人前のテクニカルエンジニアになることが当面の目標です。
                        備考)装置の情報はお客様から、許可を得て対応を行っております。
【職種:テクニカルエンジニア/年数:1年未満】
                    
1日の流れ
(通常業務)
                        - 
                                        09:00 
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                                        始業 メールをチェックし、昨日退社後から更新されたメールを確認します。 
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                                        09:30 
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                                        ミーティング 前日の夕方ミーティング後から今朝までに更新された相談内容を課内で共有します。トラブルの状況確認や、場合によっては詳細な議論が必要なものもあります。 
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                                        10:00 
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                                        過去相談の振り返り 過去の相談の中から、自分の理解が追い付かなかったものについて振り返りをします。分からないことは、バディの先輩をはじめとする周りの方々に聞いたり、関連事例を調べたりして知識を補います。 
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                                        12:00 
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                                        昼食 この日はコンビニでご飯を購入。お弁当を持参したり、外食をしたりと様々です。 
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                                        13:00 
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                                        打ち合わせ 課外の技術者への相談や、海外顧客のトラブル対応など、様々な案件(緊急も含む)に対応します。課内外から経験・知識を共有しあい、考察を深めながら今後の方針を練っていきます。 
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                                        14:00 
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                                        相談対応 朝のミーティングで確認したトラブルの中で、自分の担当分野のものについて解決の糸口がないか調査します。並行して他案件に注力することや、緊急度の高い相談が舞い込んでくることもあります。 
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                                        16:30 
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                                        ミーティング 朝のミーティング以降に進展のあった相談について、課内で共有します。ミーティングが終わり次第、相談対応に戻ります。 
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                                        18:00 
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                                        退勤 この日は定時で退勤しました。残業は今のところほとんどなく、私生活とバランスを取りながら働けることも魅力の一つに感じています。退勤後や休日は、趣味のギターを練習していることが多いです。 
 
                                     
                                     
                                    【実習】
装置の知識を増やすため、数週間から1、2ヶ月程度新人のフィールドエンジニアに混ざって装置調整工程OJTへの参加、また、お客様工場での装置メンテナンス対応を経験したりしました。装置実習に向けて事前に座学研修があったので、初めての実習でも安心して臨むことができました。
【解析】
トラブルの原因を探る過程で、装置から得た情報を解析することは多いです。得られる装置の情報の種類も、そこから分かることも様々。得られた結果と周辺情報を組み合わせてどう考察するのか、そこに面白みが詰まっていると感じます。
備考)装置の情報はお客様から、許可を得て対応を行っております。
お問い合わせ
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