株式会社ニコンテック|Japan

Environmental Protection

リデュース・リユース・
リサイクル推進協議会
会長賞

ー 受賞テーマ ー
半導体露光装置におけるリユース、リデュース活動

リユース装置販売台数

ニコングループでは、1980年に国内初の半導体露光装置(以下、「露光装置」という)を発表してから37年間で約8,000台を販売している。半導体産業の歴史は古く、製品は多岐に渡るため、現在でも半導体市場において旧世代の露光装置の需要がある。
そこで、2000年1月より顧客先で使用しなくなった露光装置を買い取り、内部をリフレッシュして販売する装置の再生に取り組んでいる。2000年より販売したリユース装置は、半導体製品を生産する顧客に幅広く認知され、2018年3月末までに累積371台を販売し、確実に市場を形成している。
また最近では、投影レンズのみの再生事業も行なっている(累積16台)。

【リユース装置群】

特長

露光装置は、機械、光学、電気制御技術の集約であり、半導体製品の進化に伴い、大型化、かつ重量化されてきた。装置全体、および部品を再生し、繰り返し使用(リユース)する事で、露光装置を長寿命化し、廃棄を抑制(リデュース)している。
露光装置の平均重量:9.3トン
累積廃棄削減量(重さ):9.3トン×387台=3,599.1トン

【投影レンズの再生と入れ替え】レンズのリフレッシュ

【投影レンズの再生と入れ替え】
レンズのリフレッシュ

独自性・工夫

  • 装置リセール(リユース活動)
    顧客が生産する製品の微細化・高性能化に伴い、旧世代の露光装置は要求性能を満たせなくなってしまうので、そのような露光装置を買い取り、内部をリフレッシュして、かつ新たな顧客の製品や生産に合わせた機能を付加したリユース装置を販売している(リユース装置販売371台)。
  • 投影レンズ再生(リデュース・リユース活動)
    露光装置に搭載された投影レンズは長期使用により劣化し、基本的な露光性能を保つことができなくなる。ニコングループでは、最新の技術を用いて投影レンズを再生し露光性能を向上させることで、露光装置の延命化に取り組んでいる(投影レンズ再生実施16台)。
  • 装置延命化(リデュース活動)
    オゾン層を破壊するHCFCを使用しない冷凍機の開発を行ない、載せ替えを積極的に推進する事で、環境保全に貢献し、露光装置の延命化に取り組んでいる(2015~2017年度の3年間のHCFC削減量は352Kg)。

※平成30年度受賞

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